趣味や考え事について不定期に書きます。

【レビュー】完全無線イヤホン、 Zolo Liberty【Anker】

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最近何かと話題の完全無線イヤホン、いわゆるトゥルーワイヤレスイヤホンを衝動買いしたので紹介します。

◇完全無線イヤホンの現状

Earinからはじまり、AppleAirPods(うどん)の登場で街中でもよく見かけるようになった完全無線イヤホンですが、音質・バッテリーライフ・遮音性・価格等の面で”完璧な” 製品はいまだに出回っていないのが現状です。

◇完全無線イヤホンの最適解とは何か?

私は、現時点での最適解は1万円前後の評判の良いイヤホンで

「様子見」することだと考えました。

これが故障するころには納得のいく完全無線イヤホンが発売されているだろう

という希望的観測に基づく算段です。

 

◇購入を検討したイヤホン

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 NuForce BeFree8 

apt-X対応で再生時間も問題なし。

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ERATO VERSE

完全無線界隈では有名なVERSE、AAC対応。

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Zolo liberty 

モバイルバッテリーで有名なAnkerのイヤホンブランドZoloの製品、AAC対応。

 

◇Zolo liberty購入の理由

冒頭で書いたように衝動買いだったので

やはり一番は低価格という点ですね。

 他の二つは1万オーバーだけど、こいつは1万円でおつりがくるんですね。

また、BeFree8はスマホとの接続が、VERSEは左右のイヤホンの接続が怪しいと感じたこともあって今回は購入を見送りました。

コーデックについては、私のスマホがAndroid8.0のアップデートで(非公式ながら?)AACに対応したのでapt-Xにこだわる必要もなくなりました。

 

 ◇使用感

 「接続安定性」

  基本的にはすごく安定しています。電車でも混みあっていなければほぼ途切れることなく音楽を楽しめます。この辺りはLDS*1アンテナの恩恵が大きいのかなと思います。

  しかしながら、電波干渉には弱いというのが正直な感想です。
例えば、大学の敷地内では歩いているだけで通信が途切れることがあります。これはおそらく大学内の大量のWi-Fiが影響*2してるんじゃないかと思います。

  また、混雑している場所で似たようなBluetooth機器を利用している人が多数いる環境である駅やその周辺では通信が頻繁に途切れがちになりました。品川駅のデジタルサイネージが並ぶ通路(通称:社畜の川流れ)でもそこそこ途切れました。

 「装着感」

eイヤホンで視聴したときには特に違和感も感じなかったので完全に油断していました。   実際に購入して長時間つけていると次第に耳が痛くなってきて、買わなきゃ分らんこともあるんやなぁと再確認させられました。

 ただ、付属のGripFitジャケットと呼ばれるシリコンのサポートパーツから自分の耳にあったサイズを見つけられれば、痛みはかなり改善します。

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GripFitジャケット

また、完全無線イヤホンはバッテリーを内蔵するスペースを確保するために、本体が耳の奥まで差し込まれる構造の物が多いです。そのため、普段より小さめのイヤーピースに変更すると違和感が改善する場合が多いと思います。

完全無線イヤホンはバッテリー内蔵で重くなっている分、耳にかかる負担もかなり大きいようです。機種選びは慎重に…!

 

「バッテリー」

連続再生は3.5時間と標準的だけど、ケースで充電することで24時間使用可能。つまり約1週間は充電ケーブルに繋がなくていいというのが思ったよりも快適。

さすがAnkerだけあって信頼性は高くて、使い方によっては数値以上に持つこともあります。

 

◇音質

音の傾向としてはいわゆるドンシャリよりです。

以前使用していた、SoundPEATSのQ12に近い音がしますが、やはりapt-Xには解像度で一歩譲る感がありますね。

また、買ってから気づいたのがかなりの頭内定位*3だなーということ。

視聴時には全く気にならなかったので盲点でした。

まあ、音質については割り切って考えるのがいいと思います。いい音で聴きたいときは有線イヤホン!という使い分けが大事。

◇まとめ 

そこそこの価格でそこそこの音を楽しめる。完全無線イヤホンデビューには最適!

「完全ワイヤレスに憧れるけど、ちょっと不安」っていう人、悩んでる時間がもったいないので手を出してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

LDSãµã³ãã«    (参考画像:LDS)

*1:LDS(エル・ディー・エス, Laser Direct Structuring, レーザー直接構造化)とは、LPKF Laser & Electronics株式会社様が開発した3次元配線形成技術(MID技術)のこと

*2:Bluetoothは2.4GHz帯で通信を行うため、同じ周波数帯域を利用しているWi-Fiや電子レンジとは干渉が発生する可能性がある

*3:頭内定位とは、スピーカーのように「前で音が鳴っている」感じではなく「頭の中で音が響いてる」感じがするアレです。大半のイヤホンは構造上この特性が強いです。